悪いことをしたらごめんなさいと伝える。
日本人である私はそういう常識の中で育ってきました。
さらに自分に非がなかったとしても、少しは悪かったところはあると思い謝ることがあります。
フランスに住んでいて、これは日本特有のものなのか、感覚が違うなと感じることが多いです。
- 口癖は"It's not my job" "It's not my responsibility"
- 誤るときは"Sorry it's my fault."
フランスで過ごしていて何か問題があると、”It's not my job. (それは私の仕事じゃない)”、
”It's not my responsibility.(私の責任じゃない)”と言っているのをよく聞きます。
そして謝るときには”Sorry it's my fault.(ごめんなさい、それは私の失敗です。)”
というように確実に自分の責任だという状況でないと謝りません。
そのため自分の責任じゃないのに気軽に謝ると、この人の責任なのかと勘違いされてしまうこともあります。
- 素直なところもあるフランス人
謝らないのは素直とは言えないかもしれませんが、言いたいことは言う、余計な責任は負わないなどという点ではとても素直です。
デモも頻繁に起こりますが、主張したいことはしっかりと主張するという素直さで起こってるのだと思います。
そういう面では思っててもなにも行動に起こさない人より、まっすぐ生きてると思いました。
何か問題があった時に自分の責任なのかもしれないと責任感の強い人は思うかもしれませんが、それは無駄な責任感であって、負わなくてもいい責任であることもあります。
また自分の責任ではないなら堂々と違うと言えることによって、気持ちが楽になります。
謝らないのはいいことではないですが、まっすぐ正直に生きているところもあり学ぶこともあると思いました。